夫と一緒に一泊二日の新潟旅行へ行ってきた。新潟へ行くのは、私は1度経験があった。しかし、短時間での滞在であったため、じっくり旅行として楽しむのは初めてである。今回の旅行の目的は翡翠を探すことと、いつもお世話になっているコーチングの先生にお会いするためであった。

 私たち夫婦は深夜に出発して、朝の8:45頃に新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに到着した。翡翠(石)の鑑定券が9:00からの配布なので、かなり早くに出発したのだが、無事に鑑定券を希望していた時間帯のものを入手することができた。ちなみに鑑定券は、抽選でくじ引きを実施し、抽選で当たった方から好きな時間帯の券を入手できる仕組みであった。

 本物の翡翠や、翡翠によく似た石をフォッサマグナミュージアムの館内で確認したが、正直すごく大きな違いはよく分からなかった。その後、親不知海岸へ行き、ご飯をいただきつつ翡翠拾いに挑戦した。ご飯はヒスイアイスや大農トマトジュースなどをいただいた。道の駅の近く(ピアパーク親不知)に世界最大の翡翠の展示もあった。

本物の翡翠

似たような異なる石

ヒスイアイスとトマトジュース

 翡翠拾い自体は日差しが強く、結構な重労働であった。日本海の波に磨かれた、たくさんの丸くなった石が落ちていた。それを熊手でかき分けて、緑色らしい石を探した。石英などの美しい石も落ちていて、とても楽しかった。もし、翡翠拾いに挑戦される方がいれば、十分な日焼け対策と水分補給をおすすめしたい。

美しい日本海

 3時間弱の翡翠拾いに挑戦した後、フォッサマグナミュージアムへ向かった。鑑定券を利用して石の鑑定をお願いしたところ、残念ながら翡翠は無く、ほとんどが緑石岩と石英であった。でも、綺麗な石を拾うことができて、とても嬉しかった。

何の石なのか鑑定していただける

 石の鑑定を終えた後、フォッサマグナミュージアムの有料エリアの展示を鑑賞した。石・化石・鉱物などが展示されており、非常に美しいミュージアムであった。一番心に残ったのは「奴奈川姫(になひめ)」の伝説であった。日本神話にはあまり詳しくないのだが、出雲と関連があるのは興味深かった。

 その後、一度ホテルにチェックインして、夕食は「すし活」さんでいただいた。日本酒は店員さんに人気があると伺った「奴奈川姫」(糸魚川の地酒)をいただいた。すっきりとした味わいで、とてもおいしかった。お寿司は、地魚のにぎり寿司をいただいた。どのネタも新鮮で、とてもおいしかった。

酒器が美しい

地魚のお寿司

 その後、ホテルの部屋で新潟の地ビールなどをいただいて、ホテルの温泉に入って就寝した。

 次の日、道の駅マリンドーム能生へ行った。そこで、おいしい海鮮をたくさんいただいた。1尾1500円のボタンエビがとても美しかったので、道の駅のコンビニで鉛筆とノートを買って、15分くらいかけてエビをスケッチした。魚屋さんの店員さんも私が描いている様子を見ていてくれたという話を夫から後で聞いて、とても嬉しかった。

ボタンエビのスケッチ

 その後、弁天岩へ向かい、たくさん写真を撮った。豊かな植生が、素敵だと感じた。

弁天岩

 日本海の海岸沿いの道を夫が運転してくれて、糸魚川市から上越市へと向かった。上越市の日本茶カフェで、いつも大変お世話になっているきくまひろこさんにお会いして、お茶を一緒に楽しませていただいた。

コスモスの練りきりと煎茶

 その会話の中で印象に残ったのは、きくまひろこさんがおっしゃっていた「ご縁は天の上で神様がお決めになられている」といったお話であった。本当に心から私もそうだなと感じた。

 最後にカフェの近くの商店街を散歩して、帰路についた。

雪除けのために屋根がついているときくまひろこ様に教えていただいた

 美しい物、美味しい物、温かいご縁に恵まれた、充実した旅行であった。これからも色んなところを旅行して、いろんな方に会っていきたいと思った。

後日、制作したボタンエビの絵画